カテゴリ：2014年度 韓山師範学院短期留学2015年03月14日（土） 22:03

3/13 韓山短期留学　中国画＆日本語学科の授業体験

　今日は、美術学部の先生から中国画について教わった後、実際に日本語学科の学生たちに交ざって、日本文化の授業を受講しました。
　ブログ担当は、機械システム専攻2年 牧田直大くんです。

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工学部 総合機械工学科 機械システム専攻2年　牧田直大
3月13日（金）
　今日で7日目、出発から1週間が経ち留学生活にも慣れてきました。
　朝食は毎日ホテルの食堂で食べています。今日はあっさりしたラーメンでした。厚いベーコンと卵焼き、トマト、白菜、潮州特産の肉だんごが入っています。こちらの汁物は日本に比べて薄味ですが、慣れると優しい味がクセになります。
　今日はアートギャラリーにお邪魔しました。油絵の抽象画がメインで全体的に西洋的なギャラリーでした。地元の学生も多く訪れていて、このような場があることは刺激になり良いことだと思いました。隣の建物に移り、中国の国画である山水画を描く体験をしました。まず手本として先生が描く手法を拝見しました。筆がとても速く、一見適当に描いているように見えてその筆跡は確実に風景を浮かび上がらせます。筆先からあれよあれよと山ができ、木が生え、草が茂りました。その様子を先程まで作品に取り組んでいた学生達も作業をやめ、真剣に学び取るような目で見つめていました。先生は筆の毛1本1本まで操っているかのようでした。山、木、草、雲、人、船、それらが横長の用紙にバランス良く配置され、見事な1つの風景になっていました。次は自分たちの番です。表現方法を1つ1つ注意深く観察して、山水画に臨みましたが、同じように筆を動かしても先生のようには描けませんでした。
　お昼ごはんは、私が以前食べて気に入ったA食堂で食べました。銀色のトレイを1つ持ち、そこに自分の食べたいものを給仕の人に指名して乗せてもらいます。乗せた食べ物に応じて料金を払うのですが、韓山師範学院ではチャージ式の電子マネーがあり、この食堂ではカードを都度都度かざして払います。料理名が読めないので、見た目だけで選ぶのですが、的外れな味だったりするので、それも含めて食堂は楽しいです。ごはんは多めで、全体的に肉料理が多いので私は嬉しいのですが、ボランティアの学生には「おいしいですか？」と疑って聞かれ、「ここはおいしくないです。」と言われました。食堂よりも外食や自炊をするそうです。
　午後は愛知大学の湯原先生が教鞭を取る日本文化の講義に参加しました。「先生こんにちは！」で始まり、講義はすべて日本語です。ここ潮州と日本の文化的つながりについての講義はまるで高校の日本史の授業のようで、これを中国の学生が受けている状況がなんだか不思議に感じました。学生は全員が先生の顔をじっと見つめ、先生が黒板に日本語を書くと発音を確かめるようにみんな口々に声を出し、その姿勢に見習うことは多くありました。緊張して上を見て話していた湯原先生も終盤になるとしっかり学生の顔を見て、今後の講義の方針についての要望を聞いていました。

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　日本語学科の授業を受け、学生たちが真剣に日本について学んでいる姿を見て、学生たちにとっても良い刺激となったようです。
　明日は太極拳の練習など1日スポーツ活動です！