決勝トーナメント1回戦は神戸学院大との対戦でした。関西3部のチームでしたが強豪高校出身の選手が多く、油断できない相手でした。
1セット目、いきなり強烈なサーブでサービスエースをとられるという形でのスタートとなってしまいました。その後も連続して強いサーブでくずされ、連続得点を許し、0-6まで差を広げられました。選手たちは一生懸命立て直しを図り、食い下がりますが、サーブはきっちり返され、スパイクはワンタッチをとられて切り返されてしまいました。いいプレーをしているのに、手も足も出ない程、相手のプレーがよく、13-25で1セット目を落としてしまいました。
2、3セット目、相手にミスが出始め、粘り強く攻めた結果25-21、25-23で連取することができました。
4セット目は出だしから、差を広げ盤石の形で25-16で取ることができました。
大同13-25神戸学院大
25-21
25-23
25-16
決勝トーナメント2回戦は前日にフルセットで敗れた立命大との再戦でした。立命大は苦しめられた大同相手にウォーミングアップから気合が感じられ、相手のエースは会場がどよめく程の凄まじいフリースパイクを叩きつけていました。
1セット目、前日のリベンジを果たそうと、気合を入れて臨み、中盤まで一進一退の攻防を繰り広げました。しかし、審判の微妙な判定から流れが傾き、17-25で落としてしまいました。
2セット目、ここでも激しい攻防を繰り返し、ロングラリーを制し、随所に選手たちは素晴らしいプレーを見せてくれました。終盤また、微妙な判定があっても選手たち応援ともに我慢して、紳士的に一生懸命プレーしましたが、22-25で落としてしまいました。
3セット目、前日から合わせて15セットもこなしているにもかかわらず、選手たちは一切疲労の色も見せず、素晴らしいプレーを展開してくれました。終盤までもつれたとてもいい試合でしたが、21-25で落としてしまいました。
大同17-25立命大
22-25
21-25
試合後、審判の先生と挨拶をしましたが、開口一番すみませんでしたと謝罪されました。また、ミスジャッジがあったにもかかわらず、選手、ベンチ、応援席ともに紳士的な態度で本当に素晴らしかったですとお褒めの言葉をいただきました。
また、複数の他のチームの監督さんたちからもいい試合だったねと、声をかけていただきました。
大学の看板を背負って戦う以上、勝利にこだわるのは当然ですが、教育機関である大学のチームの試合ではこのようなスポーツマンシップを学ぶことがとても重要だと考え、日々指導に当たっております。審判の判定に抗議し、イエローカードをもらうチームも多くあるなか、学生たちは素晴らしい態度で試合を戦ってくれました。
選手たちは負けて涙を流しておりましたが、その表情にはどこか爽やかさが見られ、とても誇らしげに思いました。