建築学科 都市空間インフラ専攻(旧:土木・環境専攻)
中村文香さん
建築学科 都市空間インフラ専攻(旧:土木・環境専攻) 3年 三重高等学校出身
私がこの分野に興味をもったのは、台風や集中豪雨の影響で近所の橋が流されたことがあり、あらためて防災の大切さを実感したことがきっかけ。そこで「防災について学びたい」と、この専攻に進んだのですが、ここで学んでいるうちに、防災だけでなく公園や街路、まちの景観などにも興味をもち、将来は土木関連コンサルタントとして「安全かつ快適なまちづくりに貢献したい」と思うようになりました。実際のまちを題材にした実習も豊富で、実践的な学びがいっぱい。防災や安全対策だけでなく、環境への配慮など、まちづくりに必要なことをさまざまな観点から考えられるようになりました。
私は現在、都市空間インフラ専攻(旧:土木・環境専攻)の学生有志による調査活動団体「どかんクラブ」でリーダーを努めています。どかんクラブは、長久手市と連携し、市営バスの乗車客データを現地調査するなど、市が行うさまざまな調査に協力しています。まちづくりに関して実践的に学べる貴重な機会になっているほか、私たちの活動がまちの交通整備などに役立っていると思うと、とてもやりがいのある活動です。みなさんもぜひ積極的にいろいろなことに挑戦し、大同大学で有意義な学生生活を楽しんでください。
入学する前は、女子が少ないことに不安を感じていた気もしますが、すぐに全然気にならなくなりました。都市空間インフラ専攻(旧:土木・環境専攻)といっても、たとえば実習で私に持てないほどの重たい荷物を運んだり、力のいる作業が必要になるわけでもありません。一緒に学んでいる男子学生たちも、女の私に過剰に気を使うこともなく、分け隔てなく接してくれるので、一緒に作業したり、課題に取り組むなど、とくに男女の差を意識することなく学べています。まだまだ男性の方が多いイメージの土木業界ですが、近年では女性も数多く活躍しています。たとえば私がめざしている土木関連のコンサルタントも、最近では女性が増えてきているという話もよく聞きます。大学選びに関しても将来の進路に関しても、「女性だから」といって気にしたり、不安に思う必要はないかなと思います。それよりも自分の興味や、やりたいことを大事にしてください。