私たちの生活において、ものを見るために「光」はなくてはならないものです。
光の歴史を遡ってみると、もともとは太陽の光といった自然光から、火など物を燃やす燃焼光が使われるようになり、100数十年前にはエジソンが白熱電球を発明しました。そして現在では「新光源」と言われるLEDや有機ELへと光源は進化し続けています。中でも青色LEDの発明は大きく、光の活用範囲は飛躍的に広がりました。
光は、快適な生活空間をつくるための進化を続ける一方で、人の健康への影響については、まだ十分に研究されていないことが多くあります。より快適で健康的な生活空間のために、光をどう活用させていけばよいのかについて、建築環境工学という分野で研究が進められています。