LOADING...
  • 入試情報
  • OPENCAMPUS
  • HOME
  • PICK UP LAB
  • HEROES REPORT
  • DAIDO JOSHI
  • CAMPUS TOUR
  • CLUB & CIRCLE BLOG
  • NEWS
  • LINK
  • 入試情報
  • オープンキャンパス
  • 進学相談会
  • デジタルパンフレット
  • 学部・大学院
  • 留学ブログ
  • 情熱主義
  • 実学教育

ピックアップ研究26 宮本研究室 ピックアップ研究26 宮本研究室

さまざまな加工処理によって、
金属などの表面の性質を改変する「表面改質」。
ものづくりの現場では、すでにさまざまな方法で
表面改質が実施されていますが、
研究がさらに進み、よりよい表面改質方法が
開発されれば、ものづくりの可能性を
今まで以上に広げてくれるだけではなく、
CO2 削減などの環境面での貢献も期待できます。
長年、表面改質の研究に取り組む
大同大学工学部機械工学科の宮本先生に
表面改質の世界についてうかがいました。

ものづくりの現場では、材料の表面に物理的・化学的な処理を施して表面の性質を変える「表面改質」を行うことがよくあります。たとえば金属製品の多くは、材料となる金 属を表面改質することで、強度や耐摩耗性、耐食性(さびにくさ)などを向上させています。この表面改質を行うために、これまでさまざまな表面処理方法が考案・実用化されてきました。身近なところでは塗装やメッキ加工、熱処理などもそのひとつ。そして、ほかにもたくさんある表面 処理方法から、材料や目的に応じた方法で表面改質を実施して高品質なものづくりを実現しているのです。しかし、「これからもまだまだ新しい表面改質技術や、よりよい表面処理方法が考案・実用化されていくはず」と語るのは、大同大学工学部機械工学科の宮本 潤示先生。
「金属だけに着目してみても、世の中にはたくさんの種類の金属があり、処理条件なども考慮すると加工方法の選択肢も膨大にあります。私たちは、表面改質について研究をし尽くしたとは到底言い難く、この分野はいまだ発展途上だと思っています」長年、金属の表面改質の研究に取り組んできた宮本先生は、まだまだ無限の可能性を秘めている表面改質の世界の追求に、さらなる情熱を燃やしています。

宮本先生がとりわけ力を入れているのが「プラズマ窒化処理法※」の研究です。プラズマ窒化処理法は、製造現場でもすでにたくさん活用されている表面処理方法ですが、窒素プラズマ中でどのような反応が起こって金属の性質が向上しているのか、具体的な仕組みはいまだによくわかっていないのだとか。そこで宮本研究室では、プラズマ窒化処理のメカニズムを解明する基礎研究に取り組んでいるほか、培った知見を応用し、よりよいプラズマ窒化処理法の開発に挑戦しています。工業炉メーカーと行った共同研究では、これまでの処理法では困難だった「窒化層を均一に形成することができる処理法」の実用化に成功するなど、ものづくり業界にも大きく貢献。ほかにも、真空中での処理が必要だったプラズマ窒化処理を、大気圧化(空気中)でも処理できるようにする研究など、さまざまな企業との共同研究を展開しています。これらの研究により、よりよいプラズマ窒化処理法が確立されれば、生産性や汎用性の向上はもちろん、多くのCO2排出が課題となっている製造現場の熱処理分野において、地球環境への貢献も期待できると言います。
※プラズマ窒化処理法…鋼などの金属を窒素プラズマ中で加熱することで、金属表面に窒化層と呼ばれる0.1mm程度の層を形成し、金属の特性を向上させる方法

このように宮本研究室では「プラズマ窒化処理」という題材を基礎研究から応用研究まで、さまざまなアプローチで追求していきます。学生たちには、ひとつのテーマを深堀りする楽しさを感じてほしいと宮本先生。
「基礎研究には、これまで誰も知らなかったことがわかるようになるという喜びがあります。そして企業との応用研究では、自分の携わった研究が実用化されていく喜びを実感できます。さらに、スケールの大きな挑戦ができるのもこの研究室の魅力のひとつです。たとえば現在取り組んでいる『大気圧化でのプラズマ窒化処理法の研究』では、私たちは自動車部品メーカーの方々といっしょに世界初の実用化に挑戦しています。一般的にはなかなか目にすることのない機械設備などにも触れながら世界初に挑戦するという経験は、研究のおもしろさや楽しさを存分に味わえるはずです」企業との共同研究では、研究室の学生たちが企業の方々と意見交換しながら研究を進めることも多く、学生たちにとっても貴重な機会になっています。研究を通して、設備コストやリードタイム(生産工程の始まりから終わりまでの時間)など、さまざまな観点からよりよいものづくりを追求していく経験には、たくさんの気づきがあるはず。宮本研究室には、好奇心を刺激する学びがつまっています。

  • 入試情報
  • OPENCAMPUS
  • 日程
  • HOME
  • 入試情報
  • OPENCAMPUS
  • PICK UP LAB
  • DAIDO JOSHI
  • CAMPUS TOUR
  • CLUB & CIRCLE BLOG
  • NEWS
  • LINK
  • 進学相談会
  • デジタルパンフレット
  • 学部・大学院
  • 留学ブログ
  • 情熱主義
  • 実学教育

TOP