2021.07.01 先生の活躍/学生の活躍/情報システム学科 コンピュータサイエンス専攻/情報システム学科 情報ネットワーク専攻
『電気学会論文誌C』12月号に掲載されます/2020年度修了生 増田友規さん、不破勝彦教授
一般社団法人 電気学会が発行している『電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)』12月号(Vol. 141 No. 12)に、情報学部 情報システム学科 不破勝彦教授と、2020年度 情報学研究科 修士課程 修了生 増田友規さんらが投稿した論文「2次遅れ系における計測不可能な入力の推定器の安定化」の掲載が決定しました。
本論文は、2020年9月3日に令和2年度電気・電子・情報関係学会東海支部連合大会で発表された内容をまとめたものであります。
研究対象となる推定器は、そのゲインを無限大にすることで、システムの挙動を乱す外乱(計測不可能な入力)を推定することができますが、実装においては有限でのゲインを設定しなければならず、その際の設計法についてはこれまで提案されておりませんでした。論文では、ゲインを有限にした場合において、推定器の安定性は担保したままで、推定性能を調整可能なパラメータが存在することを数学的に解明し、推定器の設計アルゴリズムを構築することに成功しました。力学系などのシステムに提案法は有用であることが、ゲイン特性を通じて検証されております。
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