2021.08.26 学生の活躍/機械工学科
日本銅学会誌「銅と銅合金」に論文が掲載されました/田中研究室
日本銅学会誌「銅と銅合金」に工学部 機械工学科 田中研究室 2020年度卒業生 岡良樹さん、杉本智紀さんの卒業研究が第一報として掲載されました。
田中研究室では、公益財団法人天田財団の重点研究開発助成を受け、2018年度よりテーマ「工具鋼の高品質レーザ積層造形および銅との接合造形」に取り組んでいます。
日本銅学会のHPはこちら
学会概要 | 日本銅学会 | 一般社団法人 JCBA日本伸銅協会 (copper-brass.gr.jp)
田中研究室では、公益財団法人天田財団の重点研究開発助成を受け、2018年度よりテーマ「工具鋼の高品質レーザ積層造形および銅との接合造形」に取り組んでいます。
レーザ積層造形とは、レーザ加工機の高性能化にともなって従来の粉体肉盛り法が3D造形技術として進化したもので、切削が困難な硬質形状や特殊材料の接合加工に応用されるようになりました。
しかし金型用の工具鋼SKD61は国内であまりレーザ加工の研究例がなく、造形条件が不明でした。
また、金型材の冷却を促進する働きのある銅と接合するハイブリッド加工例もありませんでした。
著者らは粉末に投入されるエネルギー密度を計算し、一層ごとのレーザ出力を調整して、銅板上に高さ7ミリ程度の直方体を接合造形できることを示しました。
専用の3Dプリンターでは、はるかに微量ずつ造形し長時間を要するのに対し、今回の方法は工具鋼の高速な造形法として汎用加工機に実装できる利点があります。
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