2018.05.14 先生の活躍/建築学科 かおりデザイン専攻
「空間模擬臭組成物およびそれを用いた評価方法」が特許登録されました/光田恵教授、棚村壽三准教授
光田教授と棚村准教授が株式会社LIXILの研究者と共同で研究を進め、平成26年2月28日に出願した「空間模擬臭組成物およびそれを用いた評価方法」がこのたび、4月13日(金)に特許登録(特許第6322445号)されました。
生活環境の脱臭を行う際には、臭気発生源の臭気だけでなく、生活空間の建材、家具、生活用品等、臭気発生源が存在する空間内の物に起因する臭気が混合した複合臭気を考慮しないと、生活空間臭気として正確ではありません。この発明では室内の複数のにおいに関して、模擬臭の組成を示し、その模擬臭を用いた評価方法を示したことにより、現場のにおいに近い複合臭での評価が可能となり、実際の性能を求めることができるようになります。また摸擬臭を用いることで実験室での評価が可能となり、効果検証の正確性や評価のスピードについてメリットが生まれます。