一般社団法人 電気設備学会が発行している『電気設備学会誌第37巻（2017年）9月号』の特集「高齢者受入施設の電気設備」の中の1つとして山口教授の「病室における臭気制御システム」が掲載されました。
　本論文では、『「病室における臭気制御システム」は、室内において、種々の臭気物質のよる悪臭の問題や揮発性有機化合物によるシックハウス症候群・化学物質過敏症等が話題となっている。これらの課題を解決するため、室内の化学物質をモニタリングできる手法を確立し、半導体センサによる簡易測定法を検討してきた。
　本稿では、実際の建物への半導体センサの導入を目指し、実用化に必要であるセンサの課題の検証と病室でのセンサによる外気導入制御についての基礎的検討を実施した。これらの知見は、高齢者受入施設や事務所ビル等、他の建物への応用も期待できる。
　今後は、本稿の知見に基づいて、病室での半導体センサによるさらなる外気制御の効率化や、事務所ビル等の他用途建物への本センサの展開を図りたい。』と、述べられています。