APDIC Industrial Awardを受賞しました/田中浩司教授
中央:田中教授
5月27日(日)~6月1日(金)にメキシコで開催された国際会議『International Conference on Computer Coupling of Phase Diagrams and Thermochemistry』にて、田中教授が前職でトヨタ自動車と共同で開発したレーザクラッドバルブシートが、APDIC Industrial Awardを受賞しました。なお、APDICは合金状態図の国際委員会です。
昨年、日米で発売された新型カムリの新型エンジンに、レーザクラッドバルブシートが搭載されました。このエンジンはトヨタの高効率エンジンの主力となり、現在対象車が拡大しています。バルブシートはエンジンの気密を保つ耐摩耗部品で、今回は特殊な銅合金が直接肉盛りされています。この合金設計において計算熱力学を存分に活用したことが評価され、受賞に至りました。