9月21日（金）に名古屋学院大学にて開催された、日本広告学会2017学会年度第３回中部部会で、上岡教授が　『名古屋市南区における、「高齢者、孤立しない・させないプロジェクト」への取り組み』と題した研究報告をしました。
　このテーマは、名古屋市南区と連携し研究開発を行っている、高齢者孤立防止支援プロジェクトであり今年で3年目になります。1年目の2016年には、孤立高齢者に対応した訪問ヘルパー向けドアオープナーツール「南区いきいきMAP」を学生と共に開発制作し、2年目の2017年には、高齢者見守り支援啓発動画「見守り実況中継　学生編・主婦編」を学生や技術員と共に制作しました。3年目の今年は、南区役所、南区社会福祉協議会などから成るアクションプラン策定会議に参加し、2019年実施に向け研究を進めています。
　テーマの意義は、『地域の社会的課題である高齢者支援を、本人だけでなく他者へもどうアピールし巻き込んでいくか』であり、そのためにはコミュニケーションのコンテンツ、接触メディアの効果的な選定方法や独自メディアの開発など、研究開発および制作は多岐に渡ります。報告後はこのテーマの重要性や将来性について、他大学の先生方や愛知広告協会、広告代理店などの学会員と様々な意見交換が行なわれました。