2022.10.31 先生の活躍
研究論文が Nature Communications 誌に掲載され、東京大学・九州大学との共同プレスリリースが行われました/田中宏昌教授
教養部 化学教室 田中宏昌教授の研究論文が、国際論文誌”Nature Communications”に掲載され、共同研究先である東京大学および九州大学と共同プレスリリースを行いました。
内容は、窒素を直接かつ触媒的に、含窒素化合物に変換することに成功したというものです。生物の生命活動維持に必須な、DNAやタンパク質に含まれる含窒素化合物は、窒素ガスをアンモニアにいったん変換したうえで、アンモニアを原料として合成されています。この研究成果は、地球に豊富に存在する窒素ガスから、アンモニアを経由せずに含窒素化合物を直接合成可能であることを示しています。本研究は、東京大学 西林仁昭教授、九州大学 吉澤一成教授のグループと共同で行われ、田中教授はコンピューターシミュレーションによる反応機構解析を担当しました。
共同研究の詳細はこちら
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/hubfs/press-release/2022/1025/001/text.pdf
東京大学、九州大学のプレスリリースはこちら
常温常圧の極めて温和な反応条件下で、窒素ガスを含窒素有機化合物へ 直接的かつ触媒的に変換することに世界で初めて成功!|工学部/工学系研究科 プレスリリース (u-tokyo.ac.jp)
常温常圧の極めて温和な反応条件下で、窒素ガスを含窒素有機化合物へ | 研究成果 | 九州大学(KYUSHU UNIVERSITY) (kyushu-u.ac.jp)
Yahoo!ニュースに掲載された記事はこちら
常温常圧で窒素からシアン酸イオン 有用物質の省エネ生産に期待、東大(Science Portal) – Yahoo!ニュース