日本建築学会「2019年日本建築学会作品選奨」を受賞しました/宇野享教授
今回、宇野教授が受賞をした北方町庁舎<撮影:上田宏>
建築学科の宇野享教授が、日本建築学会が主催する「2019年日本建築学会作品選奨」を受賞しました。この賞は、その年の作品選集掲載作品のうち特に優れた作品に送られるもので、宇野教授は、なんと2017年の「風の街みやびら」、2018年の「あぶくま更生園」に続き、3年連続の日本建築学会作品選奨受賞という快挙を成し遂げました!
2019年の受賞対象作品は、岐阜県南西部に位置する北方町の新庁舎「北方町庁舎」です。
日本建築学会からは「庁舎の印象を決定付ける大屋根のデザインは、古くから町民に愛されてきた北方祭りの山車や円鏡寺(重要文化財)の屋根など、共通の記憶に接続されるように採択されたものである。地域が持つ歴史的神秘性を大切にし、人々の心象風景を現実化する意匠であると ともに、…自然と建築を融合させる「環境装置」でもある。…屋根をえぐって設けられた上階の「谷テラス」側面が、光と風を通す開口部となり、ここから近くの壁や天井にリフレクションを繰り返しながら1階まで光が降り注ぐことになる。その結果、職員も町民も柔らかいスポットラ イトを浴びることになり、活き活きと美しく活動する光景が繰り広げられる。開放的でありながら落ち着くことのできる居場所が随所に生まれ、高校生がふらりと勉強しにやってきたりする。文字通り、人々に開かれた親しみやすい公共建築を実現している。(一部抜粋)」などと高い評価を受けました。
日本建築学会 2019年各賞受賞者 https://www.aij.or.jp/2019/2019prize.html