2023.05.18 先生の活躍
研究論文が Nature Synthesis 誌に掲載され、東京大学・九州大学との共同プレスリリースが行われました/田中宏昌 教授
教養部 化学教室 田中宏昌教授の研究論文が、国際論文誌”Nature Synthesis”に掲載され、共同研究先である東京大学および九州大学と共同プレスリリースを行いました。
内容は、「理論計算に基づいて設計された、超高活性アンモニア生成触媒の開発に成功した」ものです。窒素ガスと水を用いたアンモニア合成反応(窒素固定反応)において、従来の触媒活性の世界最高記録をアンモニア生成量で15倍、生成速度で7倍更新しました。この触媒は、反応機構を精査したうえで、コンピューターシミュレーションにより分子設計されたものです。
本研究において、田中教授はその分子設計を担当しました。
○Nature Synthesis誌の関係Webページ
https://www.nature.com/articles/s44160-023-00292-9
○共同研究の詳細
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/hubfs/press-release/2023/0418/001/text.pdf
○東京大学、九州大学のプレスリリース
https://www.t.u-tokyo.ac.jp/press/pr2023-04-18-001
https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/912
○関係記事
日本経済新聞
東大・九大・大同大、計算化学に基づいて巧みに分子設計された超高活性アンモニア生成触媒の開発に成功 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
水と窒素からアンモニア合成、触媒寿命15倍に 東京大学 – 日本経済新聞 (nikkei.com)
日刊工業新聞
東大など、アンモニア生成速度7倍に モリブデン錯体触媒で | 日刊工業新聞 電子版 (nikkan.co.jp)
Yahooファイナンス
【本日の材料と銘柄】東大、アンモニア合成できる触媒の性能向上 – ニュース・コラム – Yahoo!ファイナンス