「ネオジム磁石」発明の佐川眞人氏が大同大学特別客員教授に就任
左から、武藤理事長、佐川氏、渡邊学長
大同大学(愛知県名古屋市、学長:渡邊慎一)は、「ネオジム磁石」の発明者で、大同特殊鋼株式会社顧問の佐川眞人氏が特別客員教授(9月24日付)に就任しましたことをお知らせします。佐川特別客員教授が発明したネオジム磁石は、高出力・高効率が求められる電気自動車や風力発電機などのモータ、小型・軽量で強力な磁石が必要なロボットや自動化システム、スマートフォンや家電など様々な分野において製品の高性能化に貢献しています。
これらの功績で佐川特別客員教授はクイーンエリザベス工学賞や欧州発明家賞を受賞するなど、数々の国際的な賞を受賞しています。大同大学では、大同特殊鋼株式会社の支援により開設したモータ研究センターで、高効率モータの研究開発を行っており、佐川特別客員教授にはその助言を行っていただく予定です。なお、本学の図書館において「永久磁石~大同大学と大同特殊鋼 企業研究者の道」と題し、佐川特別客員教授の著書やネオジム磁石・レアアースに関する書籍と共にネオジム磁石体験コーナーを設置した企画展示を 2024 年 10 月末まで実施しています。
【略歴】
佐川 眞人(さがわ まさと) 大同大学 特別客員教授
1943 年 8 月 3 日生まれ、徳島県出身。
1972 年東北大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)。
1972 年富士通㈱入社、1982 年住友特殊金属㈱入社後、永久磁石「ネオジム磁石」を発明。
NDFEB㈱を設立し、2016 年大同特殊鋼㈱顧問。
2022 年クイーンエリザベス工学賞、2024 年欧州発明家賞などを受賞。