2024.04.01 大学院
日本金属学会第174回講演大会で研究発表しました/辻篤志さん
辻さん
2024年3月13日(水)~3月15日(金)で開催された、日本金属学会第174回講演大会において、大学院 修士課程 工学研究科 機械工学専攻 田中研究室の辻篤志さんが、修士研究の発表を行いました。タイトルは「「Cu/Cu-Ni/Cu複合抵抗材のレーザ造形と電気特性」で、付加製造・積層造形/新規プロセスというセッションで発表しました。
辻さんはワイヤ供給式レーザ3D造形機を用いて、Cu-Ni合金線を直接肉盛りした複合抵抗材の作製にチャレンジしました。Cu-Ni合金はNi濃度によって電気特性が大きく変化するため、溶融させて接合すると所定の抵抗値が得られません。そこでレーザのエネルギー密度を最適化し、溶着界面のNi拡散状態を制御すれば、Cu/Cu-Ni/Cu複合抵抗材の抵抗値と温度係数が理論通りに設計できることを示しました。
日本金属学会のHPはこちらから
https://confit.atlas.jp/guide/event/jimm2024spring/subject/4J13-20-06/tables?cryptoId=