日本銅学会第64回講演大会で研究発表しました/渡邉静さん
発表した渡邉静さん
大学院 修士課程 機械工学専攻 2年 田中研究室の渡邉静さんが、2024年10月18日(金)~10月20日(日)に宇都宮市で行われた日本銅学会第64回講演大会において、修士研究の発表を行いました。タイトルは「選択酸化により作製した Ag-SnO2接点材の Cu 系基板へのレーザ接合」です。
渡邉さんは、学部生の頃から電気接点(スイッチ)に使われる銀(Ag)系材料と銅(Cu)基板との接合方法を研究してきました。スイッチが小型化、多様化するにつれて小さな接点材(Ag-SnO2)を精密接合する必要が生じ、また基板も高強度Cu合金に変化していきます。Ag+Sn混合材を高温酸化してSn酸化物を合成し、これにレーザを照射すると1μm程度のSnO2粒子に変化するとともに、基板にうまく溶着することが分かりました。渡邉さんは、今後電気抵抗を調査していくと話しています。