2022.04.28 先生の活躍
研究論文が国際学術誌の表紙に選ばれました/教養部 田中宏昌教授
田中宏昌教授(教養部 化学教室)の研究論文が、国際学術雑誌”Organometallics”の表紙に選ばれました。この研究は,空気中の窒素をホウ素(B)やケイ素(Si)を含む物質に変換する化学反応の開発に関するものです。この研究が発展すると、空気から「付加価値の高い」医薬品や工業製品の原料を作ることが可能となります。東京大学の西林仁昭教授、九州大学の吉澤一成教授らとの共同研究の成果で、田中教授はコンピュータシミュレーションによる反応機構解析を担当しました。
※論文そのものは本学でダウンロードすることはできませんが,要旨のみ無料で閲覧できます(下記URL)
https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acs.organomet.1c00597
※論文のタイトルと著者などの情報は以下の通りです.
“Hydroboration and hydrosilylation of a molybdenum−nitride complex bearing a PNP-type pincer ligand”
Takayuki Itabashi, Kazuya Arashiba, Hiromasa Tanaka, Kazunari Yoshizawa and Yoshiaki Nishibayashi
Organometallics, 41, 366-373 (2022).
DOI: 10.1021/acs.organomet.1c00597