2022.07.26 先生の活躍
研究論文が国際学術誌の論文賞を受賞し、表紙に選ばれました/田中宏昌教授
田中宏昌教授(教養部 化学教室)の研究論文が、日本化学会の論文誌”Bulletin of the Chemical Society of Japan”の論文賞(BCSJ Award Article)と掲載号の表紙に選ばれました。
内容は空気中の窒素をアンモニアやヒドラジンに変換できる鉄触媒を新たに開発したもので、アンモニアは肥料の原料として、ヒドラジンはロケット燃料に使われています。
東京大学の西林仁昭教授、九州大学の吉澤一成教授らとの共同研究の成果であり、田中教授はコンピュータシミュレーションによる反応機構解析を担当しました。
※論文のタイトルと著者などの情報は以下の通りです.
“Catalytic reduction of dinitrogen to ammonia and hydrazine using iron-dinitrogen complexes bearing anionic benzene-based PCP-type pincer ligand”
Shogo Kuriyama, Takeru Kato, Hiromasa Tanaka, Asuka Konomi, Kazunari Yoshizawa and Yoshiaki Nishibayashi
Bull. Chem. Soc. Jpn., 95, 683-692 (2022).
DOI: 10.1246/bcsj.20220048