日本金属学会誌第87巻(2023年)3月号に德納特任教授の総説が掲載されます/德納一成特任教授、萩野将広講師
德納一成特任教授(右)、萩野将広講師(左)
日本金属学会誌 第87巻(2023年)3月号に、工学部 機械工学科 德納一成特任教授の総説(オーバービュー)が掲載されます。この総説は、長年にわたる德納特任教授の「面心立方金属の加工硬化機構」に関する欧文論文数編をベースとして纏められ、金属の加工硬化を担う「転位」と呼ばれる結晶欠陥の集合体構造に関する透過型電子顕微鏡を用いた観察結果を、最新の塑性理論を駆使して解説したものです。共著者は、九州大学 光原昌寿准教授と工学部 機械工学科 萩野将広講師です。本研究は、本学共同研究ラボ「生産加工ラボラトリー(代表:萩野将広講師)」
の活動の一環として行われました。
なお、総説のタイトルは以下の通りです。
タイトル:点欠陥集合体を含む面心立方金属の転位チャンネル内初期転位組織
英文タイトル:Early-Stage Dislocation Structures inside the Dislocation Channels of Face-Centered-Cubic Metals with Point Defect Clusters.