澤岡昭名誉学長の新聞評論が2月～5月の第１木曜日毎日新聞朝刊のメディア時評欄（全国版）に掲載されました。 それぞれ過去１ヵ月間の毎日新聞記事の中からテーマを選んで評論が行われ、その主な内容は以下のとおりです。
　2月7日：イプシロンロケットの成功は喜ばしいが、目標のコスト削減は困難であることをしっかりと報道すること。
　3月7日：中部電力は建設中の武豊火力発電所に大規模な木質燃料の導入というチャレンジを行っていることや、不安定な太陽光発電を使いこなすためには送電網の構築と蓄電技術の開発が必要であることを消費者目線での解説が必要であること。
　4月4日：夢のような自動運転がすぐにでも実現するような報道から現実を見据えた報道をしてほしいこと。特に自動運転の推進には道路の整備が不可欠であるが、国と自治体にはその財源がほとんどないことを踏まえた報道をすべきであること。
　5月2日：「はやぶさ２」の小惑星着地とインパクタ打ち込みの成功は素晴らしいことであるが、お祭り騒ぎのような報道が続いており、楽観的な雰囲気に水を差すような批判的な分析記事が見当たらないことに一抹の不安を感じること。