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2024.06.21 先生の活躍

専門図書『わかる表面電子回折』を執筆しました/堀尾吉已名誉教授


著書『わかる表面電子回折』

 本学の堀尾吉已名誉教授(電子工学科退官)が、表面電子回折法を解説した入門書を執筆しました。
表面電子回折法は、表面領域の原子配列を分析する有効な手法であり、結晶表面近傍で反射回折した電子群を蛍光スクリーンに映し出し、その回折図形から表面の原子配列や形態などを分析・評価するものです。蛍光スクリーンに映し出される回折斑点の幾何学的配置や強度・形状を解析するには逆格子空間の概念を理解する必要があり、本書では逆空間情報である回折図形と実空間情報である表面原子配列との関係についてわかりやすく解説しています。
 堀尾吉已名誉教授は、「表面電子回折に関する入門書は数少なく、散乱現象の基礎的理論式の導出や逆空間をわかりやすく解説する書物も少ない。本書はまず実際に使用する表面電子回折装置の説明から始め、電子散乱の基礎理論については数式の導出を詳しく記述している。数多くの回折図形に対し、エワルドの作図を用いて解説しており、逆空間の概念を容易に理解できる書物である。」と述べています。
   堀尾吉已 著 「わかる表面電子回折」(228ページ)ISBN978-4-8173-0262-5
   日新出版(株)2024年6月30日初版発行

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